面白そう

とうかげん

「何で農業をしようとおもったんですか?」新規就農して以来、よく受ける質問です。僕は初めから農業を仕事にするつもりで動いていたのでそんなに特別なことのようには考えていないのですが、一般的にはもの珍しい選択のようであるらしい。

「面白そうだったから。」それがいつもの僕の答えです。何だかちょっと面白そうに見えたからやってみて、やってみたらすごく面白かったので今も続けています。あっという間に十数年経ってしまいました。思いついた時から数えると二十数年です。

「農業では食べていけない」今も昔もよく聞く言葉で、僕もさんざんいろんな人から言われました。子供の頃はそんなもんかと思って聞き流していましたが、ある時不思議だなと思いました。「食べ物を作っているはずの農家が何で食べられないんだろう?」よく状況を見てみると、何となく事情が分かってきました。「食べられない」と言っている人たちはみんな、「食べ物」ではなくて「売り物」を作っているようでした。農産物をまず換金して、そのお金で生活していくという図式がいつから出来上がってしまったのかは分かりません。でも、もっとシンプルにしてみたらどうなんだろうと思いつきました。

まず、自分や家族が食べるものを十分に作ってみたらどうなるんだろう?畑から得られるもので毎日の暮らしが成り立つようにすれば、それで十分なんじゃないだろうか?ちょっとやってみようかな。

そんな風にヒライタカヒコが思いついたのがとうかげんの始まりです。それから山あり谷あり、笑いあり涙あり、いろんな人に迷惑をかけたり助けられたり、紆余曲折を経て今に至ります。ああ、やっぱり面白いなあ。

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