ビッグアイランドへの移住 ②ラナ

とうかげん

カイとラナはここに来ることを決めて産まれてきたんだな、と思う。

移住したその月に妊娠が分かり、性別も名前も母親にしっかりと伝えてきたカイ。そのカイに遅れること3年、ラナが産まれた。

「ラナ」という名前を口にし始めたのは、いつからだったかもう覚えていない。カイが生後6ヶ月からアトピーを発症し、1歳を過ぎてから重症化。そのケアに明け暮れる日々は、それはそれは貴重な体験でした。その頃、いつからか「ラナちゃん」という女の子の名前を言ってみたり、その女の子についての話を妻と話すようになった。特に何か予兆があったわけでもない。半分は冗談のような感じで、その名前がよく会話に出るようになっていた。

そうして半年ほど経った頃だったろうか、妻の妊娠が分かる。妻も僕も驚いたけれど、「ラナ」という名の女の子であることだけは確信していた。

カイがちょうど3歳になる少し前、ラナは元氣な産声を上げた。

後で人から指摘されて知った。カイとラナ、どちらもハワイの言葉にある音らしい。

縁あって移りすむことになった大島=ビッグアイランド。何やら繋がりがありそうな気がする。今は何の予兆もないけれど。

一人で始めたとうかげん。結婚して、移住して、2人の子供が産まれた。初めの頃には想像もしていなかった物語。これからどんな風に展開していくのか・・?

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