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とうかげん

昔の話は懐かしい感じはするけれど、大して面白くない。自分のことならなおさらです。でも経緯を書いた方が分かりやすかったり、他の人にとっては面白いこともあるかもしれないので続けてはいくのですが。ここまで昔のことを振り返って続けて記事を書いてきましたが、ちょっと飽きてきたので今回は違った感じで書いていきます。

先日、人と話していて言われた言葉「アナーキーですね!」。とうかげんを始めて13年目、これまでいろんな人にとうかげんの名前の由来を聞かれては説明してきました。でもそんな感想を言われたのは初めてでした。だいたいみんな「桃源郷」という言葉の方に反応して、何となくの感じで「いいですねー。」と言われることが多い。でもその人は、実は僕が強く意識している「独立」とか「自立」、もっと柔らかく言えば「依存しない」という点を即座に見抜いたのです。

「ははは。鋭いですね。そんな感想言われたの初めてですよ。」

「そうなの?だってアナーキーじゃん。反政府主義者だ。」

「『反』じゃないですよ。『無』なだけです。」

「あ、なるほどね。」

このやりとりで僕の真意を理解したこの人は本当に鋭いと思います。僕は別に無政府主義者ではないし、とうかげんもそういう思想とは無関係です。でも比喩としては面白い。詳しい説明はここでは省きますが、興味のある方は陶淵明の『桃花源記』を読んでもらえたら分かるかと思います。

主義とか思想とかは関係ない、「ただ暮らす」ことを楽しんでいくとうかげん。そういうのを共有できるつながりが広がっていったらいいなと思っています。そして、鋭い人はもう一つ気づくかもしれません。僕は「とうかげん」を屋号として使ってはいますが、自分のものだとは思っていません。

とうかげんの畑ではなぜ農薬も肥料も使っていないのか?

トラクターや軽トラを手放し、草刈り機までやめにしようともくろんでいるのはなぜなのか?

なぜ自家採取して種をつないでいるのか?

「ただ暮らす」って何なのか?

何なんでしょうね?それはおいおい分かっていただけるかと思います。とうかげん計画はまだまだ続いていきます。計画の策定・実践は僕ですが、とうかげんは僕のものではないと思っています。一体どういうことなんでしょうか?

僕はとうかげん、及びとうかげんの一つのモデル農場の案内人兼管理人です。これまでもこれからも変わることはないでしょう。さて、分かっていただけたでしょうか?

うん、こういう感じの記事の方が面白いですね。

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